このホームページに記載している文章や画像は、「広島県健康福祉局障害者支援課」が発
行編集された「障害を知り、共に生きる」と題した冊子を北広島町福祉課を通じて記載承諾を
頂いて作成しています。
 また、内容の一部は管理人が独自に収集したものも含んでいますが、各県もほぼ同じよう
な内容で冊子を作られておられると思います。
 各都道府県の自治体にお問い合わせられると更に詳しく照会して頂けると思います。

 このホームページは、県が発行編集されている「障害を知り、共に生きる」の41ページ分を
記載しましたので下に長く続いています、スクロールされても良いですが
下段の表にある項目
名をクリックされても、その項目の最初のページに飛んで表示します。
 この画面に戻る時は行き先項目名横に付けている「
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下さると初期(この)画面に戻れます。

あいサポート・あいサポーターとは あはじめに 視覚障害について 聴覚・言語障害について
盲ろうについて 肢体不自由について 内部障害について 重症心身障害について
知的障害について 自閉症・発達障害について 精神障害について 依存症について
てんかんについて 高次脳機能障害について 難病について 身体障害者補助犬について
コミュニケーションボードについて 思いやり駐車場利用証交付制度について 障害者虐待防止について 障害の日について
障害者に関係したマーク類 準備中40 準備中41 準備中42

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 私たちは街中で赤ちゃんが泣いていても何の疑問も感じません。
 泣くことは赤ちゃんの自然な姿であり、それが普通の事だからです。
 障害のない方が不思議に思えることも、障害のある方にとってはごく普通のことであり、特別なことではありません。
 普段、私たちが眼鏡をかけたり、お年寄りに少し大きな声でゆっくり話しかけたりするように不自由さを補う道具や援助があれば障害のある方にも出来ることが沢山あります。
 さまざまな障害の特性や、障害のある方への配慮を正しく理解することがあたたかい地域社会を築き、
『一緒に暮らす』ことへの第一歩になるのです。

      〜 まず、知ることからはじめましょう 〜
 様々な障害の特性や障害のある方が困っていること、そしてそれぞれに必要な配慮を理解し、日常生活でちょっとした配慮を実践していく『あいサポーター』の活動を通して、誰もが暮らしやすい地域社会(共生社会)をみなさんと一緒につくつていく運動です。
 誰でもあいサポーターになることができます、次のいずれかの方法で、この「障害の特性や必要な配慮などをまとめたパンフレット」を最寄の自治体などを通して受け取ったり、地域の集まりなどへ県や自治体などが来て出前講座をしてくれるものに参加するなど、さまざまな方法で「あいサポート運動」に関する説明を受けられます。
 詳しいことは最寄りの役場や社会福祉協議会などに問い合わせてください、 殆どの自治体で取り組んでおられますが、準備中の自治体も少しだけありますので最寄りの機関に訪ねてみてください。
 ※注) このホームページに書いてあることを全て完璧に実践される必要はありません。
  一人一人が自分で出来ると思うことから少しずつ初めていただくことが大切なのです。

▲トップに戻る02
★  まず、障害を知ろう  ★ 

      障害は誰にでも生じるものです
 病気や事故はいつ起こるか分かりません。
 同様に、障害はいつでも誰にでも生じるものなのです。

障害は多種多様で同じ障害でも一律ではありません。
 障害の種類も程度もさまざまであり、同じ障害でもその症状は一律ではありません。
 また、複数の障害を併せ持つケースもあります。

 外見で分かるものだけでなく、外見では分からない障害のため、理解されずに苦しんでいる方もおられます。
 障害は、多種多様であり、外見だけでは障害があることが分からないこともあるため、周囲に理解されず、苦しんでいる方もおられます。

 周囲の理解や配慮があれば、活躍できることが沢山あります。
 目が悪くなれば眼鏡をかけるように、不自由さを補う道具や援助があれば活躍できることは沢山あります。

 障害の種類、程度は人それぞれに違います。
 少しの介助があることで、地域の中で日常生活を営み、障害のない方と同じ職場で働いている方や、趣味やスポーツなどで活躍している方もたくさんおられます。

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

障害のある方に対して冷たい視線を送ったり、見てみないふりをするのは避けてください。
 
温かく接してください。

           困っていそうな場面を見かけたら。
 「何かお困りですか」と一声かけて、自分でできるサポートをしましょう。
 見守ることと、時には支える姿勢が大切です。

          「障害があるから」と決めつけず
 それぞれの個性や能力を生かせることを、一緒に考えてみましょう。

       介助者がいても
 介助者ではなく、本人に話しかけましょう。

 自分のイメージで、すべての障害者を見ないでください。
 障害だけを見るのではなく
  その人のお人柄を見て接しましょう。

▲トップに戻る視覚障害について04
  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

           視覚障害とは
 
何らかの原因によって視機能に障害があることで、全く見えない場合と見えづらい場合とあります。
 見えづらい場合の中には、●細部がよくわからない。 ●光がまぶしい。 
●暗い所で見えにくい。 ●見える範囲が狭い。 ●特定の色がわかりにくい。 などの症状があります。 

        こんなことに困っています。
◆1人で移動することが困難です。
  慣れていない場所では、1人で移動することが困難です。
◆耳からの情報をたよりにしています。
  目から情報を得にくいため、音声や手で触れることなどにより情報を得てい  ます、また、視覚障害のある方全てが点字を読めるとは限りません。
◆自分がどこにいるのか、側に誰がいるのか、説明がないとわかりません。
◆人の視線や表情が理解できず、コミュニケーションに苦労します。
◆文字の読み書きが困難です、また、タッチパネル式の機械はうまく操作でき  ません。
◆「見えないからできない」のではなく、「見えなくても教えてもらえばできる」こ  とが多くあります。
◆点字ブロック(正式名称は視覚障害者誘導ブロック)の上に、物や自転車など  が置かれていると困ります。

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

困っていそうなときは、声をかけましょう
 白杖使用者を見かけたとき、困っているように見えたら声をかけましょう。
 視覚障害のある方は、周りの状況がわからないため、会話が始められないことがあります。
 また、知っている相手でも声だけではわからないことがあります。
 声をかける時は、自分の名前や「あいサポーターです」などと簡単な自己紹介をしましょう。

突然体にふれず、前方から声掛けしましょう
 突然触れられると驚きます、声をかける時は、できるだけ前方から話しかけましょう。
 また、点字や音声による情報をできるだけ増やしましょう。

指示語を使わないで下さい
 「こちら・あちら・これ・それ」などの指示語や、「赤い看板」など視覚情報を表わす言葉では、「どこ」か、「なに」かわかりません。
 「30センチ右」とか「時計で3時の方向」など具体的に説明しましょう、場合によっては、手で触れながら説明しましょう。

その人の「目」になる気持ちが大切です
 まず、どのような手助けが必要か尋ねましょう。
 例えば、慣れていない場所では左腕を持ってもらって誘導することができます。
 誘導する時は、障害のある方のペースに合わせて歩くことが大切です。

▲トップに戻る06
  ★      あなたに知ってほしいこと      ★  

聴覚・言語障害とは
 聴覚障害者には、音などがほとんど聞こえない人や聞こえにくい難聴の人がおられます。
 また、言語獲得前(小さな子どもの時)に失聴した人、人生の途中で事故や病気で聞こえなくなり中途で失聴した人(中途失聴者)がおられます。
 言語障害には、言葉の理解や適切な表現が困難な言語機能の障害と、言葉の理解には支障なく発生だけが困難な音声機能の障害があります。
 また、聴覚障害と言語障害が重複する重複障害の人もおられます。

こんなことに困っています
●周囲に気づいてもらえないことがあります。
   外見ではわかりにくい障害のため、周囲の人に気づいてもらえないことが  あります。
   特に難聴者、中途失聴者の場合は、話せる人もおおく、聞こえる人が「挨  拶したのに、無視された」などと誤解をされることがあります。
   失聴した年齢時期、障害程度などによって障害の現れ方はさまざまです
●音によって周囲の状況を判断することが出来ません。
   放送や呼びかけ、車の音、自転車のベルなどに気づかないことがありま   す。
   また、周囲の情報が入らないので状況判断が出来ない場合があり、危険  な目に合うことがあります。
●コミュニケーション方法の違いがあります。
   聴覚に障害のある方とのコミュニケーション方法は、「手話」「筆談(要約   筆記)」「口話」など、その人なりの方法があります。
●聞こえないため情報を得られないことがあります。
   JR駅やバスセンターなどで施設内放送が聞こえないため、とまどったり   車内での放送が聞こえず、乗り過ごしてしまうことがあります。
   また、公共施設内の放送や病院の呼び出しに気づかず、そのまま待ち続  けることもあります。
●会話が困難なんなため、不便さを伝えることが困難です。
   特に言語障害のある場合は、知りたいことを質問できない不便さから、周  囲の人々に理解されず、日常生活にさほど不自由していないと誤った理解  をされることがあります。

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

コミュニケーション方法を確認しましょう
 会話の方法が適切でないと、話を伝えることが出来ない場合があります。
 話をする時は、会話方法を確認し、その人に合わせたコミュニケーション方法をとりましょう。
 連絡手段として、ファクシミリや電子メールを活用することも必要です。
 伝わりにくい場合があっても、あきらめずに伝える努力をしましょう。
 こんなコミュニケーション方法があります。
●筆談(要約筆記)・互いに文字を書き、自分の意思を伝えあえる、もっとも手 軽な手段、会議や講演などの他、学校の授業で先生の話を文字で表し伝える「要約筆記」もあります。
●口 話 (こうわ)・相手の口の動きを読み取る方法で、少しゆっくりはっきりと口を動かして話すようにしましょう。
●手 話 (しゅわ)・手指や表情で表す目で見る言語です。
●代用発声・・・・・・発声機能を喪失した音声機能障害の人は、声帯の代わりに食道部を振動させて声にしたり(食道発声)、電動式人工咽頭を首に当てて声にしています。
 聞き取りにくい場合は、筆談や相手の言葉を文字にして伝える「要約筆記」を併用することもあります。

音声以外の情報伝達方法を
 音声や音が伝わりにくいのでパソコン、メール、ファクシミリ、掲示板、パネルメモ帳など視覚を通じた伝達方法を考えましょう。
 また、イベントなどを開催する際は、手話通訳及び要約筆記などを活用しましょう。
聞き取りにくい場合は確認しましょう
 特に言語障害のある人への応対は、一つ一つの言葉を聞くことが大切です。
 分かったふりをせず、きちんと内容を確認しましょう。
  ▼要約筆記のシンボルマーク▼

▲トップに戻る08
  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

        盲ろうとは
視覚と聴覚の両方に障害があることを「盲ろう」と言います、盲ろうは、大きく分けて、次の4つのタイプがあります。
●全盲ろう・・・・全く見えず、全く聞こえない状態。
●盲難聴・・・・・全く見えず、少し聞こえる状態。
●弱視ろう・・・・少し見えて、全く聞こえない状態。
●弱視難聴・・・少し見えて、少し聞こえる状態。  また、「盲ろう」になる経緯も様々で、大きく次の4つに分けられます。
●盲ベース盲ろう・・視覚障害があり、のちに聴覚障害を発症したもの。
●ろうベース盲ろう・聴覚障害があり、のちに視覚障害を発症したもの。
●先天的盲ろう・・・先天的に、あるいは乳幼児期に視覚と聴覚の障害を発症したもの。
●成人期盲ろう・・・成人期以後に視覚と聴覚の障害を発症したもの。

       こんなことに困っています。
 情報入手、コミュニケーション、移動などの様々な場面で大きな困難が生じます、自分の力だけで、情報を得たり、人と会話したり、外出・移動することが困難です、このため社会から孤立してしまうこともあります。
 社会参加をするためには、情報の入手・コミュニケーションの支援や移動の介助が不可欠です、そうした支援を受けて社会で活躍している人もたくさんおられます。
 生活環境や視覚障害と聴覚障害の程度、またその障害の発症時期により、コミュニケーションの方法が一人ひとり異なります。
 家族や周りの支援者が、手の平に文字を書いたり、触手話や指点字など、それぞれにあったコミュニケーション方法を生み出す努力と工夫をしています。

  様々なコミュニケーションの一部を紹介してみます。
●手書き文字・・・・
手の平に指先などで文字をを書きつたえます。
●触手話・・・・・・・相手の行う手話に触れて、手話の形で読み取ります。
●指点字・・・・・・・点字タイプライターのキーの代わりに、盲ろう者の指を直接叩いて点字を表わします。
●文字筆記・・・・・視覚の活用が可能な方に対して、紙やパソコンに文字を筆記して伝えます。
 文字の大きさ・間隔・線の太さなど、見え方に合わせた配慮が必要です。
●音声・・・・・・・・・聴覚の活用が可能な方に対して、耳元や補聴器のマイクなどに向かって話しましょう。
 声の大きさ・抑揚・速さ・音の高さなど、聞こえ方に合わせた配慮が必要です

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

        まずは、話しかけてみましょう
まず、肩にそっと手を触れて話しかけてみましょう、聴力が使える人もあります、相手が気づいてくれたら、やさしく手を取って、相手の手のひらに文字を書いてみましょう。
 この方法でコミュニケーションを取ることができる人もあります、このように色々試行してその人にあったコミュニケーション方法を見つけましょう。

     周りの状況を説明することも大切です
 盲ろう者は、お互いの会話の内容だけでなく、周りの状況もわかりません。
 他の人の発言や、「道沿いに赤い花が咲いている」などの情報や、その場の状況を伝えることが大切です。

    様々な支援があることを伝えてください。
 コミュニケーションを取ることが難しいので、社会的に孤立してしまいます。
 困難な状況にある方を見かけたら、様々な支援があることを伝えて下さい。

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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

肢体不自由とは
 事故などによる手足の損傷あるいは腰や首、脳の血管などに損傷を受けたり、先天性の疾患などによって生じる上肢、下肢にあるマヒや欠損などにより、歩くことや物の持ち運びなど日常の動作や姿勢の維持が不自由になります。
 病気や事故で脳に損傷を受けた場合には、言葉の不自由さや記憶力の低下などを伴うこともあります。
 肢体不自由の中でも脳性マヒ、脊椎損傷、筋ジストロフィーなどで全身に障害がおよぶものを全身性障害といいます。
 筋ジストロフィーは、筋肉が萎縮し、その機能を失っていく病気で、いくつかのタイプに分類されます、代表的なデュシェンヌ型では、幼児期に軽い運動障害(転びやすいなど)が多くみられますが、生活の様々な場面でサホートすることによって、障害のない方と同じように生活を送ることができます。
 また、ベッカー型では15歳を過ぎても歩行可能なのが特徴です、全身の筋肉の委縮変性は常に進行性であるため、その後、歩行不能になり全面的な介助を重度身体障害となります。

こんなことに困っています
◆車いすを利用していると
●十分なスペースがなかったり、ちょっとした段差や障害物があるために、移動することが出来ないことがあります。
●高い所や床にあるものなどを取ることが困難です。
●ATMや自動販売機など、正面から向き合うと足の部分がつかえて困難です
◆脊椎損傷の方は、手足が動かないだけでなく、感覚もなくなり、体温調節  が困難です。
◆脳性マヒの方の中には、発語の障害に加え、顔や手足が自分の思いとは 関係なく動いてしまう(付随運動)ため、自分の意思を伝えにくい方もいます。
◆障害者用駐車スペースが空いていないため、利用できないことがあります
◆食べること、飲み込むことが困難(摂食嚥下障害)な方には、食べ物にトロミをつけたり、細かく刻むなどの加工が必要です、また、外食時にはハサミやキサーの貸し出しなどがあると助かります。

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

 困っていそうなときには、声をかけてみましょう 
 さりげなく声をかけ、どんな手助けが必要か気軽にたずねましょう。
 望まれる方法で対応することが大切です。

       子ども扱いをしないようにしましょう
 言葉がうまく話せない人に対して、子ども扱いするような接し方をしないようにしましょう。

      聞き取りにくい場合は確認しましょう
 聞き取りにくいときは、わかったふりをせず、きちんと内容を確認しましょう。

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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

             内部障害とは
 内部(体の中)機能の障害であり、身体障害者福祉法では「心臓機能」「呼吸器機能」「腎臓機能」「ぼうこう・直腸機能」「小腸機能」「肝臓機能」「ヒト免疫不全ウィルス(HIV)による免疫機能」の7種類の機能障害が定められています

     こんなことに困っています。
●外見からわかりにくく、周りから理解されにくいため、電車やバスの優先席に  座りにくいなど、心理的ストレスを受けやすい状況にあります。
●障害のある臓器だけでなく、全身状態が低下しているため、体力が低下し疲  れやすいです。 重い荷物を持ったり、長時間立っているのなどの身体的   負担を伴う行動が  制限されます。 肝臓機能障害の方はこういったこと  が顕著にあらわれます。 集中力や根気が続かず、トラブルになる場合も   あります。
●障害者用駐車スペースが空いていても、障害が外見から分かりにくく、周り  から理解されにくいため利用できないことがあります。
●「心臓機能障害」で心臓ペースメーカーなどを使用している方は、携帯電話   から発せられる電磁波の影響で心臓ペースメーカーが誤作動する恐れが   あります。
●「呼吸器機能障害」のある方は、タバコの煙などにより、大きな影響をうけま  す。
●「腎臓機能障害」には、人工透析治療を受けておられる方がおられます、定  期的な通院への理解と配慮が必要です。
●「ぼうこう・直腸機能障害」で人工肛門・人工ぼうこうを使用されている方は、  専用のトイレが必要です。

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

「外見からはわかりにくい障害」があることを理解しましょう
 障害の種類や程度は様々です、外見では分かりにくく、周囲から理解されず苦しんでいる障害のある方がいることを知りましょう。

    決められたルールやマナーを守りましょう
 車内などで携帯電話を使用する時は、内部機能障害のある方にとって生命に関わるものであることを知ったうえで、ルールやマナーを守った行動をしましょう。

     カゼなどを写さないように配慮しましょう
 体力が低下しているため、カゼなどに感染しやすくなっています、また、障害のある臓器に悪影響を及ぼすこともあるので、周りの人は注意しましょう。

▼ 内部障害のある方は、ハートプラスマークを付けておられる方も ▼

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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

重症心身障害とは
 重度の身体障害と重度の知的障害などが重複している最も重い障害です。
 自分で日常生活を送ることは困難であり、自宅で介護を受けたり、専門の施設などに入所したりして生活しています。
 口の動きや目の訴えで意志を伝えますが、常時介護している方でないと理解しにくいです。
 また、医学的管理がなければ、呼吸することや栄養を摂取することも困難な状態を「超重症心身障害」といいます。
●姿勢・・ほとんど寝たままで自力では起き上がれない状態が多く、座るの
がやっとです。
●移動・・自力での移動や寝返りが困難で、車いすなどで移動を行います。
●排泄・入浴・・全介助となり大変な労力を要します。
「知らせることができない。(70%)」「始末ができない。(72%)」、また、オムツを使っていることが多いので、同性の介護が原則となります。
●食事・・自力ではできないため、スプーンなどで介助し、誤嚥を起こしやすいです。
また、通常の食事が食べられない方は、細かく刻んだり飲み込みやすいようにトロミをつけたりします。
 外食時には、ハサミやミキサーの貸し出しがあると助かります。
●変形・拘縮・・手、足が変形または拘縮しており、側彎や胸敦の変形を伴う方が多いです。
●筋緊張・・極度に筋肉が緊張し、思うように手足を動かすことが出来ません
●コミュニケーション・・言語による理解が困難で、声や身振りで表現します。
常時介護している方でなければ理解が困難で、声や身振りの表現力は弱いですが、笑顔で答えます。
●健康・・肺炎気管支炎を起こしやすく、70%以上の人がてんかん発作を起こすため、いつも健康が脅かされています。
 痰(タン)の吸引が必要な方が多いです。
●趣味・遊び・・音楽・散歩、おもちゃ・ムーブメントが好きな場合が多いです。
●超心身障害・・超心身障害がある方は、水分と食べ物を鼻から胃へ注入する管を付けたり、呼吸がうまく出来ないため人工呼吸器を付けたりしています。
 このような障害のある方は常に石の管理が必要なため、外出することが難しいのが現状です。

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

どんなに重い障害があっても真剣に生きている命を守ってほしい
 どんなに障害があっても必ず内に秘めた能力を持っています。
 その力が、周囲の人々に大きな勇気と希望を与えます。

困っていそうなときは、声をかけてみましょう
 車いすやストレッチャーでの移動時に人手がいりそうなときは、介護している方に声をかけてみましょう。
 また、人工呼吸器などの医療機器のアラームが鳴っている時は、速やかに介護している方に知らせましょう。

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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

知的障害とは
 発達期になんらかの原因で知的な能力が年齢相応に発達していない状態であること、及び、社会生活への適応に困難があることをいいます・
 主な特徴は、「ことばを使う」「記憶する」「抽象的なことを考える」などに少し時間がかかります。
 また、仕事の手順をすぐ覚えることや、人とのやり取りにすばやく対応することが困難な場合があります。
 しかし、周囲の理解や支援によって、一歩一歩成長していける可能性を持っています。
 障害の現れ方は人それぞれで個人差があり、障害を感じさせない方もいます。
 ことばや行動の意味が相手にうまく伝わらず、周りから誤解や偏見を受けることがあります。
 重度障害のため常に同伴者と行動される方もいますが、障害が軽度の場合は会社で働いている方も大勢います。
 また、犯罪の被害者になりやすく、場合によっては加害者と間違われる場合もあります。

こんなことに困っています
●・・・
複雑な会話や抽象的な概念が理解しにくいです。
●・・・人に尋ねたり、自分の意見を言うのが苦手な方もいます。
●・・・漢字の読み書きや計算が苦手な方もいます。
●・・・ひとつの行動に固執(こしつ)したり、同じ質問を繰り返す方もいます。

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

ゆっくり簡単な言葉で話しかけましょう
 「一方的に話す」「独り言をいう」「同じ言葉を繰り返す」などコミュニケーションがうまくとれません。
 そのような時は、内容が理解できるように、ゆっくり簡単な言葉で話しかけましょう。

やさしく声をかけ、危険であることを知らせましょう
 「赤信号でも渡る」「車が来ても避けない」「遮断機が下りていても線路に入る」など危険が分からない、助けを求めることができない場合があります。
 そのような時は、やさしく声をかけ危険であることを知らせましょう。

落ち着ける場所に誘導しましょう
 状況の変化に柔軟に対応できず、「ひっくりかえる」「泣きわめく」「飛び跳ねる」などのパニック行動が起こることがあります。
 そのような時は、落ち着ける場所に誘導しましょう。

思い込みで判断せず、見守ってみましょう
 「通行する人を無表情で見ている」「ぴょんぴょん跳ねたりする」「一つのことにこだわる」など誤解されやすい行動をする場合があります。
 そのような時は、思い込みで判断せず見守りましょう。

知的障害のある方の中には、重度で判断能力のない方もおわれます。
障害のある方の目線で接してください。

▲トップに戻る18
  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

自閉症・発達障害とは
 障害の困難さも目立ちますが優れた能力が発揮されている場合もあり、周りから見てアンバランスな様子が理解されにくい障害です。
 養育環境ではなく脳の機能障害によるもので、どんな能力に障害があるか、またどのくらいの程度なのかは人によって様々です。

それぞれの障害の特性
自閉症は


●言葉発達の遅れ
●コミュニケーションの障害
●対人関係、社会性の障害
●パターン化した行動、こだわり
アスペルガー症候群
●基本的に、言葉の発達の
遅れはない
●コミュニケーションの障害
●対人関係、社会性の障害
●ぱたーんかした行動、興味、
関心のかたより
●不器用(言語発達に比べて)
▲上記の「自閉症」と「アスペルガー症候群」は広汎性発達障害▲
学習障害(LD)
●不注意●多動●多弁●衝動的に行動する
注意欠陥多動性障害(AD/HD)
●「読む」、「書く」、「計算する」などの能力が、全体的な知的発達にくらべて極端に苦手

注意欠陥多動性障害(AD/HD)の特性
 
年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力及び衝動性、多動性を特徴とします。
 次の3つの症状が通常7歳以前に現れます。

うっかりして、同じ間違いを繰り返してしまうことがあります(注意力散漫)。
おしゃべりが止まらなかったり、待つことが苦手でウロウロしてしまったりかること(多動性)があります。
約束や決まり事を守れなかったり、だしぬけに行動してしまうこと(衝動性)がよくあります。

発達障害(LD)の特性
 
全般的な知的発達に遅れはないのに、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難があります。
音と文字のつながりを理解することや文字の視覚認知などが困難であるため、読むことや、書くことが極端に苦手であったりします。
数字の認識や算数の基本となる概念を理解することが困難であるため、計算を行ったりすることなどが極端に苦手であったりします。

自閉症・アスペルガー症候群
            その他広汎性発達障害の特性

●総合的な対人関係の困難さ

 相手の気持ちを理解したり、相手の立場に立って物事を考えたりすることが苦手で、周囲の人と共感的な関係を築くことが難しいです。
 また、初対面の人と親しい人を区別したかかわりが苦手で、社会的な距離感が上手にとりにくい傾向があります。
●コミュニケーション能力の個人差
 他人に意志を伝えること、理解することが苦手です。
 やり取りが一方通行になったり、例え話しを理解できずそのまま受け取ってしまうことがあります。
●反復的で情動的な行動、興味、活動
 変化に対応することが苦手です。
 同じパターンにこだわったり、場所、時間や道順の変更やルール違反などを極端に嫌ったりすることがあります。
 変化に対応できない時は混乱し、パニックを起こしてしまうこともあります。

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

「なぜできないのか」でなく、具体的に示しましょう
 障害があるため困難なことを「なぜできないのか」「なまけているのではないか」と見られるのはつらいことです。
 どうするとよいか、抽象的な表現は極力減らし、短い文で、順を追って具体的につたえましょう。

事前に見通しを示しましょう
 「知らないこと」「初めてのこと」や変化に対応することが苦手です。
 言葉だけでなく、絵や写真も使ってあらかじめ本人が納得するように見通しを示しましょう。

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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

精神障害とは
 総合失調症や気分障害(そううつ病)などの精神疾患では、幻覚や妄想、不安やイライラ感、ゆううつ感、不眠などが認められます。
 これらの症状は、薬を服用することや環境が安定することにより、軽快してしていきます。
 一方で、「自発性がない」「集中力や特続性がない」「人付き合いに緊張しすぎる」などの症状が見られることがあり、周囲から怠けているかのように見えるなどの誤解を受けることがあります。
 しかし、決して、怠けているとか、意志が弱いと言うことではありません。
 これらの症状は、病気の症状が落ち着いてくる経過の中で認められるもので、これが「精神障害」といわれるものです。

こんなことに困っています
 総合失調症などの多くの症状は、症状が不安定な時期を過ぎると、次第に回復し、安定していきます。
 その経過の中では、無気力になったり、集中力や特続力が低下したり、落ち込んだり、疲れや眠気を感じ、ひきこもりがちになるなど、日常生活のしずらさがみられます。

  ★  周囲の援助はどうしたらよいのでしょう   ★ 

 無理な励ましは、本人の過剰なストレスとなることがあります。
 働きかけは、「具体的に」「はっきりと」「簡素に」伝えましょう。
 本人のペースに合わせた働きかけが必要です。
 じっくりと、時間をかけることも必要です。

  ★        再発予防も必要です        ★ 

 精神疾患では、薬を中断したり、多くのストレスが重なると症状が再発することが、再発につながる注意サインを知っておくことも、再発予防になります。
 不眠が見られたり、急に活動的になったり、ささいなことに過剰反応するなど、注意のサインと見られる症状を知っておくことも大切です。
 これらの症状が見られたら無理をさけて、ゆっくりと休養するように、はたらきかけることが大切です。
 主治医にも早めに相談しましょう。

     本人の気持ちを大切にしてください
   ★  疾患や障害に対する正しい理解が    ★ 
     必要です 

▲トップに戻る22
  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

依存症とは
 依存症は、快楽を得るために、依存している物質(アルコールや薬物など)や行為をやめようと思っていてもやめられない状態をいいます。
 依存症は、体の中に物質が入っているというわけではありません。
 依存症は、アルコール、薬物、タバコなどの物質に依存する「物質嗜癖(しへき)」のほか、ギャンブル、買い物、仕事などに依存する「プロセス嗜癖」などがあります。
 近年、ギャンブル依存症は(病的ギャンブリング)なども問題とされています。

こんなことに困っています
●自分の力だけで依存を断ち切るのは困難です。
 依存症は、心や体に変化が起こり、自分自身でもコントロールができない状態です。
 依存には、自分の意志でコントロールできない「精神依存」や、実際にその物質を中断すると体に異常(離脱症状など)を生じる「身体依存」などが見られます。
●依存症なは治療が必要です
 依存症は、病気であり、そのため、身体的、家庭的、社会的に様々な問題が生じてきます。
 したがって、治療が必要とされますが、まだまだ、個人の問題だととらえられ、なかなか治療に対する周囲の理解がえられないことがあります。

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

 依存症は、意志が弱いとか道徳観が低いからとか、家庭環境が悪いとかの社会問題として生じるものではなく、病気です。
 そのために、治療が必要です。
 治療の経過の中においては、家族や周囲の人が、依存症ついて正しく理解をし、関わることが大切です。

 依存症の治療は、その物質をやめ続ける以外にありません。
 例えば、アルコール依存症においては、節酒は不可能です。禁酒以外に治療はありません。
 医療機関においては、主に、精神療法と薬物療法が行われます。薬物療法は、離脱症状(
アルコールなどが体から抜ける時に出てくる症状で、強い不安・不眠に襲われたり、手の震えや、時に幻覚などが生じることもある)に対する治療、精神症状(幻覚や妄想、抑うつ状態、不安、不眠など)の治療、肝臓機能などの身体的治療が行われます。
 また、依存症は、回復はあっても完全に治ることはなく、病気と上手につきあっていくことが重要です。
 しかし、これらを完全に断つことは本人だけの力ではなかなか困難であり、自助グループなどへ参加することが重要です。

アルコール依存症に関しては、断酒をサポートするための自助グループ(断酒会・AA)があり、薬物依存者に関しては、回復施設として

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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

「てんかん」とは
脳の神経の一部が活発に活動しすぎるために、「てんかん発作」が繰り返し起きる病気です。   てんかん発作は、神経の機能(はたらき)に対応した症状が現れます。  身体の一部あるいは全身が痙攣したり、また意識だけが失われるなど症状は様々です。  「てんかん」は、100〜200人に1人の割合で生じ、日本には約100万人の方がおられると推計されています。  伝染病ではなく、どの年代でも見られる身近な病気で、薬や治療によって発作のほとんどはコントロールできます。

こんなことに困っています
●正しい情報が知られていないため、「差別」や「誤解」、「偏見」が問題になりやすい病気です。
●疲れすぎたり、寝不足が続くと発作が起きやすくなります。
●発作が起きることへの不安から、新しいことに挑戦することをあきらめたり、引きこもりがちになる事もあります。

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

「てんかん」について正しい理解をしましょう

てんかん発作が起こったら
●まず、あわてずに見守りましょう。
●周りの人ができること。
?危険を避ける・・・・意識の失われる発作では、危ないものを遠ざけ、倒れる危険性がある場合には、頭を床に打たせないようにタオルなど柔らかいものをしきましょう。
?動作に自然に寄り添う・・・・発作が来ている間は、無理に動かさないようにしましょう。   意識がなくて歩き回る時は後ろから付いていくなど、自然に寄り添いましょう。
?発作の様子をくわしく見ておく・・・・時計を見て発作が起きている時間を確認する、発作の間の表情の変化を観察するなど、発作の様子をくわしく見ておくと病気を知る手がかりになります。
●やってはいけないこと・・・・「口にハンカチなどの物を入れる」「痙攣を止めようと体を押える」「早く意識を戻そうとして刺激する」
●意識が回復していないのに次の発作が連続して起きる時、または痙攣発作が連続して10分以上続くような時には、病院で受診しましょう。

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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

高次脳機能障害とは
 転落や交通事故による脳外傷、脳出血や脳梗塞、クモ膜下出血などの脳卒中、脳炎や脳症など、脳がダメージを受けることによって生じる認知面の障害のことをいいます。
 脳にダメージを受けると、コミュニケーションをとる、必要な情報に集中する、記憶する、計算する、計画を立てる、感情をコントロールする、相手の気持ちを理解するなど、認知面に問題が起こり、日常生活や社会生活が難しくなってくることがあります。
 しかし、これらの症状は、問題点が特定の状況にならないと見えてこないことがあり、周りからきずきにくく、また、本人も気づいていないことがあります。
 わかりにくい障害であり、本人の性格だと誤解されることもお多いです。

こんなことに困っています
●記憶力の低下・・・・
「約束や予定を忘れたり」、「ちょっと前のことを覚えていない」、「同じことを何度も聞く」
●注意力の低下・・・・「一つのことを続けられない」、「同時に複数のことが出来ない」、「同じミスを繰り返す」、「気が散りやすい、作業が続けられない」
●遂行機能の低下・・・・「行き当たりばったりの行動をする」、「言われないと行動しようとしない」、「トラブル時の対応ができず混乱する」
●社会的行動障害・・・・「ささいなことで激怒する」、「人付き合いがうまくいかなくなる」、「行動のブレーキが利かない」、「些細なことにこだわって先に進めない」

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

 病気やケガが治ったように思えるのに、今まで出来ていたことが出来なくなり、本人は混乱や不安の中にいることを確認しましょう。
 本人だけでなく家族も、生活状況の変化や経済的なことで悩みを抱えておられるこに思いを馳せましょう。
 周囲の理解が何より大切です。

記憶力の低下
「大事なことはメモに取るように促しましょう。そしって、きちんとメモが出来ているか確認しましょう。忘れている時はメモを見るよう声をかけて、一緒に確認しましょう」
注意力の低下
「伝えたいことは、一つずつ、簡素に伝えましょう。そしって、その内容が理解できているか確認しましょう」、「こまめに休息を取るように合図しましょう」、「テレビを消すなど、目に見えるもの、耳に入ってくるものを制限して、集中できる環境をつくりましょう」
遂行機能の低下
「なるべく決まった日課に沿って生活するように協力をお願いします。目につきやすいところに、日課を掲示したり、スケジュールを利用するとよいでしょう。携帯電話のアラームやタイマーなども有効です」
社会的行動障害
「カッとなったら、その場を離れたり、話題を変えるなどして、気分転換を図るようにしましょう。また感情を刺激するようなものを避ける様にするのも一つの方法です」、「欲しいものや、やりたいことのコントロールが難しい場合には、本人と話し合って、最低限のラインを決めるなどの約束をし、紙に書いておきましょう」

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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

難病とは
 「難病」は、医学的に明確に定義された病気の名称ではありませか。
 いわゆる「不治の病」に対して社会通念として用いられてきた言葉です。
 そのため、難病であるか否かは、その時代の医療水準や社会事情によって変化します。
 例えば、かって日本人の生活が貧しかった時代には、赤痢、コレラ、結核などの感染症は、「不治の病」で、当時は有効な治療法もなく、多くの人命が奪われたという点で、これらの病気は紛れもなく難病でした。
 その後、日本人の生活が豊かになり、公衆衛生の向上、医学の進歩および保健・医療の充実と共に、これらの感染症は、予防・治療方法が確立され不治の病ではなくなりました。
 しかし、治療が難しく、慢性の経過をたどる失病も未だ存在し、このような疾病を難病と呼んでいます。
 一方、昭和47年に国の難病対策要綱において、難病は、(1)原因不明、治療方針未確定であり、かつ後遺症を残す恐れが少なくない失病、(2)経過が慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く、また精神的にも負担の大きい疾病と定義されています。

こんなことに困っています
 難病は、誰が何時は発生するかわからない疾患です。
●難病のある人の多くは、難病への無理解や先入観による偏見で悩んでいます。
●疾患の症状や治療から発生する肉体的な苦しみの他、大きな不安など精神的にも苦しんでいます。
●外見でわかるものだけでなく、外見から分からない症状等(痛みやしびれ、食事の制限、疲れやすさなど)があるため、1人で苦しんでいる方もいます。
●「難病」=「働けない」という誤解をされやすいため、病気のことを職場に隠して仕事をすることにもつながっています。

  ★      こんな配慮をお願いします      ★ 

病気に対する正しい理解
 難病誰がいつ発症するか分からない疾患です。
 病気の種類や症状、程度もさまざまです。
 「難病のある人」とレッテルを貼って、誤解や偏見を持たないようにしましょう 難病は完全に治ると言うものではありませんが、医学の進歩により、多くの難病は継続的に薬を飲み通院し、管理することで安定した状態を保つことができます。
 難病のある人も、職業生活と疾患管理の両立を希望しています。
 個々の疾患により疾患の特色や注意する点が異なりますので、それに応じた職場環境や働き方などの配慮が必要です。
 そのためにもコミュニケーションを図ることが重要です。

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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

身体障害者補助犬とは
 身体障害者補助犬とは目・耳・手足に障害のある方の生活をサポートする「盲導犬」・「聴導犬」・「介助犬」のことです。
 「身体障害者補助犬法」に基づき認定された犬で、特別な訓練を受けて、障害のある方のパートナーであり、ペットではありません。
 きちんと訓練され管理も行われているので、社会のマナーも守れますし、清潔です。
 だからこそ、人が立ち入ることのできる様々な場所に同伴できます。

盲導犬
 街中で視覚障害のある方を障害物をよけながら安全に誘導します。
 ハーネスと言う胴輪を付けて活躍しています、見かけられても近寄ってなでたりしないで下さい。

聴導犬
 聴覚に障害のある方に、音を知らせます。
 お湯の沸いた音、玄関チャイムの音、電話の着信音などを聞き分けて伝えます。
 「聴導犬」と書かれたユニホームを身に付けたり、表示しています。

介助犬
 手や足などに障害のある方の日常生活動作をサホートします。
 電気を付けたり、落したものを拾って渡したり、衣服の着脱衣の介助などもします。
 「介助犬」と書かれたユニホームを身に付けたり、表示しています。

       身体障害者補助犬の受け入れへ
  ★      理解と協力をお願いします      ★ 

 補助犬は、「身体障害者補助犬法」において、人の立ち入ることのできる様々な場所で受け入れられるように義務付けられています。
 きちんと訓練され管理も行われているので、社会のマナーを守ることができ、清潔です。
 だからこそ、様々な場所に同伴できます。
 補助犬は、身体に障害のある方の自立と社会参加に重要な役割を担っています。
 ご理解いただき、ご協力をおねがいします。
●仕事中の補助犬には、話しかけたり、勝手に触ったりして気を引く行為をしないようにしましょう。
●補助犬に食べ物や水などを勝手に与えないように、ユーザーは与える食事の量や水の量、与える時刻をもとに犬の排泄や健康を管理しています。
●補助犬は、ユーザーの指示に従い待機することが出来るので、特別な設備は必要ありません。
●受け入れの際、他のお客様などには、「身体障害者補助犬法」に於いて受け入れの義務があること、補助犬の行動や管理はユーザーが責任を持って行っていることを説明し、理解を求めて下さい。
●補助犬が通路をふさいだり、匂いを嗅ぎ回るなど困った行動をしている場合は、補助犬ユーザーにはっきり伝えて下さい。
●補助犬を同伴していても援助を必要とする場合があります。  困っている様子を見かけたら、声をかけ、コミュニケーションをとって下さい。

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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

コミュニケーションボードとは
 障害のある人の中には、話し言葉でのコミュニケーションが苦手な人もおられます。
 しかし、下図の絵や記号描かれたボードを使ってコミュニケーションをとる方法があれば意志を伝えあえることができます。
 コミュニケーションボードとは話し言葉に代わるコミュニケーションツール(道具)で、言葉でうまく伝えあえない時、またそのやり取りの最中に、コミュニケーションボードを使って絵や記号を指さしてもらいます。

コミュニケーションボードの使用法
   1)基本的な使い方
★言葉でうまく伝えあえない時、そのやり取りの最中に「コミュニケーションボード」を指さしってもらいます。
★「コミュニケーションボード」を使うときは、多くの言葉を使うことは止めて、ゆっくり見せて指さしできるよう待ちましょう。
★「コミュニケーションボード」で分からなくても、実物や写真ならわかる場合が、また、文字や絵や記号を書くことが出来る人もいます。
★指さしすることが困難な人には、こちらが指さして聞きましょう。
   2)マニュアル
●こんな時が「コミュニケーションボード」の出番です。
★当事者が困っている⇒そわそわしている・ブツブツ言っている・困っている。
★対応する側が困っている⇒言葉の意味が通じない・何を言っているのか分からない・何かを伝えたいことはわかる。
●「コミュニケーションボード」を利用しましょう⇒「わたしの伝えたいこと」のボードを見せて絵を指さしてもらう、指させない場合は「なに?」と問いかけて、指さしの見本を示します、「トイレ?」「痛い?」のように、推測されることを指さして聞いてみます。
●それでもうまく行かない場合は、一つずつ指さして聞いてみましょう。

※コミュニケーション支援ボードを使っても状況が把握できなかったり、対応に困った場合は、衣類や持ち物などに名前や連絡先がないか、確認させてもらって下さい。
 連絡先が確認できない場合は、最寄りの警察に確認してみて下さい。

★交番や役所などに置いてあるコミュニケ―ショーンボード★

★レストランや食堂などに置いてあるコミュニケーションボード★

★案内所などに置いてあるコミュニケーションボード★


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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

思いやり駐車場利用証交付制度とは
 この制度にご協力いただいた施設に専用駐車スペース(思いやり駐車場)を設けてもらうとともに、身体などに障害のある方など歩行が困難な方に「思いやり駐車場利用証」を交付し、それを掲示した車が思いやり駐車場を優先して利用できるようにする制度です。

対象者は
 歩行が困難な方が対象です。
身体・知的・精神に障害がある方、難病の方。
発達障害などにより歩行に介助者の特別な注意などが必要な人。
要介護認定を受けられた高齢者。
ケガ人など。
出産前後(妊娠7か月から産後1年半)の方など。
詳しい要件は、最寄りの自体か障害者相談員などにお問い合わせ下さい。

利用証はどうしたらもらえるの?
 都道府県庁の地域福祉課、更生環境事務所(支所)・各市町の窓口で、申請書、確認書類(障害手帳・母子手帳・特定疾患医療費受給者証・介護保険認定証など)を持参して申請して頂きます。
 
右の写真は申請された該当者に公布される利用証です(緑色のものは永久に使える証、赤色のものは期限限定で使える証です。)


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 平成24年10月から「障害者虐待防止、障害者の擁護者に対する支援等に関する法律(以下「法律という」)」が施行されました。
 この法律では、虐待の定義が明確化されるとともに、発見者に対する通報義務や市町の立ち入り調査権限などが規定されました。
 通報の窓口となるのは、市町(虐待防止センター)又は都道府県の障害者権利擁護センターです。
 通報について事実確認を行い、関係機関等と連携をして、解決のための対応措置をとり、擁護者への支援も併せて行い、虐待の再発を防ぎます。

  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

障害者虐待の定義
 法律では障害者虐待を次の3種類に定義しています。
●擁護者による障害者虐待・・・障害者の世話・介助・金銭管理などをする、家族、同居人等による虐待。
●障害者福祉施設従事者等による障害者虐待・・・障害者福祉施設などの職員による虐待(学校・保育所・医療機関を除く)。
●使用者による障害者虐待・・・障害者を雇用する事業主、経営担当者などによる虐待(国及び地方公共団体を除く)


【障害者虐待の例】
次のような行為が該当します(これらが重なって行われている場合もあります。)
●身体的虐待の・・・殴る・蹴る・無理やり食べ物や飲み物を口に入れる。
不適切な身体拘束など。
●性的虐待・・・性的行為を強要する、裸にする、本人の前でわいせつな言葉を発するなど。
●心理的虐待・・・屈辱する言葉を浴びせる、怒鳴る、ののしる、無視するなど
●放棄・放任・・・食事や水分を十分に与えない、排泄の介助をしない、医療機関に受診させないなど。
●経済的虐待・・・年金や賃金を渡さない、本人の同意なしに預貯金を運用するなど。

虐待防止施策
法律では、何人も、障害者に対し、虐待をしてはならないと規定されています
また、障害者福祉施設、学校、医療機関等の障害者の福祉に職務上関係のある者及び使用者は、障害者虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し。障害者虐待の早期発見に努めなければならないことになっています。
市町に、擁護者の負担軽減のため、擁護者に対する相談、指導及び助言その他必要な措置を講ずることを義務付けています。
障害者福祉施設の設備者又は障害者福祉サービス事業等を行う者には、従事者等の研修の実施、利用者や家族からの苦情を解決する体制整備等、障害者虐待防止のための措置を講じることを義務付けています。

虐待通報窓口
 障害者虐待を受けたと思われる障害者を発見された方は、次の通報窓口に通報報しなくてはなりません。
 虐待を受けた障害者が、自ら通報窓口に届け出ることもできます。

障害者虐待の種類 通報先
擁護者による障害者虐待 市町又は市町障害者虐待防止センター
障害者福祉施設従事者等の障害者虐待
使用者による障害者虐待 市町又は市町障害者虐待防止センター
県の障害者権利擁護センター


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  ★      あなたに知ってほしいこと      ★ 

 障害者の日(しょうがいしゃのひ)とは
 1975年12月9日に国際連合の第30回総会において「障害者は、その障害の原因、特質及び程度にかかわらず、市民と同等の基本的権利を有する」という障害者の権利に関する決議(国連総会決議3447)が採択された日である。
 1980年11月28日に日本の厚生省(現・厚生労働省)国際障害者年推進本部が12月9日を障害者の日とすることを決定した。2003年12月3日に公布されたされた障害者基本法においても12月9日を障害者の日とすることが法律上定められています。
 また、12月3日からの1週間を「障害者週間」として定められています。

 障害者施策の基本的方向を定める「障害者基本計画」(平成14年12月24日閣議決定)においては、我が国が目指すべき社会として、国民誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う「共生社会」を掲げています。このような「共生社会」は、国民一人一人がそれぞれの役割と責任を自覚し、主体的に取り組むことによりはじめて実現できるものです。

 障害者基本法(昭和45年法律第84号)においては、基本的理念として、すべての障害のある方に対し、「個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有する」こと、「社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられる」ことを宣言するとともに、「何人も、障害者に対して、障害を理由として、差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない」ことを明らかにしています。
 「障害者週間」は、平成16年6月の障害者基本法の改正により、国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的として、従来の「障害者の日」(12月9日)に代わるものとして設定されました。
 「障害者週間」の期間は、毎年12月3日から12月9日までの1週間です。この期間を中心に、国、地方公共団体、関係団体等においては、様々な意識啓発に係る取組を展開します。「障害者週間」の関連行事については、内閣府において取りまとめて発表していますので、是非、積極的に参加してみてください。

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名    称 概    要    等
障害者のための国際シンボルマーク

障害者が利用できる建物、施設であることを明確に表すための世界共通のシンボルマークです。マークの使用については国際リハビリテーション協会の「使用指針」により定められています。
駐車場などでこのマークを見かけた場合には、障害者の利用への配慮について、御理解、御協力をお願いいたします。

※このマークは「すべての障害者を対象」としたものです。
特に車椅子を利用する障害者を限定し、使用されるものではありません。

身体障害者標識
肢体不自由であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークで、マークの表示については、努力義務となっています。
危険防止のためやむを得ない場合を除き、このマークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、道路交通法の規定により罰せられます。
聴覚障害者標識

聴覚障害であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークで、マークの表示については、義務となっています。
危険防止のためやむを得ない場合を除き、このマークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、道路交通法の規定により罰せられます。

盲人のための国際シンボルマーク

世界盲人会連合で1984年に制定された盲人のための世界共通のマークです。視覚障害者の安全やバリアフリーに考慮された建物、設備、機器などに付けられています。信号機や国際点字郵便物・書籍などで身近に見かけるマークです。
このマークを見かけた場合には、視覚障害者の利用への配慮について、御理解、御協力をお願いいたします。

耳マーク

聞こえが不自由なことを表す、国内で使用されているマークです。聴覚障害者は見た目には分からないために、誤解されたり、不利益をこうむったり、社会生活上で不安が少なくありません。
このマークを提示された場合は、相手が「聞こえない」ことを理解し、コミュニケーションの方法への配慮について御協力をお願いいたします。

【ほじょ犬マーク

身体障害者補助犬同伴の啓発のためのマークです。
身体障害者補助犬とは、盲導犬、介助犬、聴導犬のことを言います。「身体障害者補助犬法」が施行され、現在では公共の施設や交通機関はもちろん、デパートやスーパー、ホテル、レストランなどの民間施設でも身体障害者補助犬が同伴できるようになりました。
補助犬はペットではありません。体の不自由な方の、体の一部となって働いています。社会のマナーもきちんと訓練されているし、衛生面でもきちんと管理されています。
お店の入口などでこのマークを見かけたり、補助犬を連れている方を見かけた場合は、御理解、御協力をお願いいたします。

オストメイトマーク

人工肛門・人工膀胱を造設している人(オストメイト)のための設備があることを表しています。
オストメイト対応のトイレの入口・案内誘導プレートに表示されています。
このマークを見かけた場合には、そのトイレがオストメイトに配慮されたトイレであることについて、御理解、御協力をお願いいたします。

ハート・プラス マーク

「身体内部に障害がある人」を表しています。身体内部(心臓、呼吸機能、じん臓、膀胱・直腸、小腸、肝臓、免疫機能)に障害がある方は外見からは分かりにくいため、様々な誤解を受けることがあります。
内部障害の方の中には、電車などの優先席に座りたい、近辺での携帯電話使用を控えてほしい、障害者用駐車スペースに停めたい、といったことを希望していることがあります。
このマークを着用されている方を見かけた場合には、内部障害への配慮について御理解、御協力をお願いいたします。





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