「石見重太郎」【いわみじゅうたろう】
狒狒(ヒヒ)と言う演目で演じられる神楽団や神楽社中もあります。
「桃山時代の豪傑、筑前小早川家の剣術指南役 岩見重左衛門は、
同藩広瀬軍蔵に討たれ、重左衛門の一子 岩見重太郎は仇討ちの旅
にでます。
その道中、石見の山中にて人身御供をしている老夫婦に出会います。
愛娘を間にした老夫婦は仔細を話します、訳を知った重太郎は、人
を食う神はいないので退治いたすと愛娘の着物を身にまとい身代わり
になり葛篭(つづら)入り、みごと狒々(ヒヒ)を退治します。
国床明神の御告げが下り、広瀬軍蔵は宮津藩士津田新右衛門と改
称していると聞きおよび、天の橋立でみごと仇討ちをします。
その後、重太郎は豊臣家に仕え、大阪夏の陣に参戦します。
訪ね行く 尋ね遇わねば 帰るまじ 記しにもじの あらぬ限りは
登 場 人 物 |
石見重太郎 |
老人 |
里人 |
広瀬軍蔵 |
広瀬玄國 |
国床明神 |
白狒々 |
姫 |
神楽歌 |
・有り難たや 神の社に 抜かずけば 神のご加護を お告げさずかる ・吾が心 及ばぬ国の はてまでも 結んで掛けたる 天の橋立 ・あら嬉し 天に黄金の花咲けば 地に白銀の 実こそなりけり |
胴
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広島・島根交流神楽月一の舞い公演から
宮之木神楽団上演の「石見重太郎」の折りたたみスライドショー」
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